理想主義随筆

日々の随筆、散文

恐怖のエピジェネティクス

あくまでマウスの実験結果だが、恐怖の記憶は遺伝する。

https://www.google.co.jp/amp/gigazine.net/amp/20140729-fear-inherited
(マウスに電気ショックを与えて、その度にミントの匂いを嗅がせたマウスの子どもは、生まれながらにしてミントの匂いを嗅いだだけで恐怖を感じるようになる。)

鬱屈とした記憶、嫌だなと思う記憶、苦手意識などは、人生でできるだけ体験しないほうがいいだろう。その感覚は、子どもに引き継がれる恐れがある。

じぶんの体験に、良くも悪くも責任感を持つことが重要だと言える。

Keep Momentum(行動し続けろ!)

うまくいっている人は、単純な行動量、試行回数がすごい。

就活生に対してスカウトメールを100通出すと、2、3人結果につながる。これは僕が新卒採用をやって来て感じるだいたいのヒットレシオである。

また新卒採用をやっていると、人材紹介業の会社の人が営業でやってくる。話を聞くと、一日100件の架電をして、そのうちだいたい2、3件の訪問アポが決まるらしい。

また、一日1,000通の営業メールを送れば、1、2件は成約案件が出てくるとのこと。
https://medium.com/jenio-inc-blog/100-mail-per-day-d8c92335e98

ソフトバンクの孫氏は学生時代、ビジネスアイデアを毎日考え、300ほど考案した中から数個を形にしその中で成果を出した。

ホリエモンは本を出版した時に、本屋さんに置いてもらえるように、また、どうしたら売れるだろうかということを考えながら200店舗もの本屋を回ったとのこと。

堀江貴文が考えるベストセラー作家の法則「自分の足で本屋200店舗回った」」
https://abematimes.com/posts/2573759?utm_content=buffer4818b&utm_medium=social&utm_source=twitter.com&utm_campaign=buffer

「うまくいかない!」とあきらめる前に、じぶんの行動量が甘くないか、いちど見直したいものである。

アゴラ(交流の場)を持たない組織の末路

休憩室や談話室のない企業は滅びる。

休憩室があれば、人々の交流が生まれる。そうすれば、いっしょに働いている人がどんな人なのかが分かる。それが帰属意識につながり、モチベーションとなり、企業のマンパワーが最大化する。

リクルート創始者も、企業を活性化させるには「社内イベント」「新卒採用」「人事異動」の三つが必要だとしていて、やはり人の動きや交流などを重要視している。

人と人とが有機的にネットワークを形成すれば、組織は足し算以上の価値を生み出せる。

交流がなく、それぞれが目の前の事をするだけで、与えられた以上の価値を生み出さない硬直した組織は、放っておけば死は近い。

slackなどの「交流の場」に変わるコミュニケーションツールが機能していれば話は別だが、休憩室や社内イベントなど、社員の交流が生まれる仕組みを持たない組織は遠からず滅びるし、そんな組織はそこに関わる人々を幸せにしないので滅びて然るべきである。

 

「持続的に発展する経済システムの作り方を考えてみる」
http://katsuaki.co/?p=1063

⑤コミュニケーション(参加者が交流する場がある)

最後に重要なのが、経済システムそのものに参加者同士のコミュニケーションの機会が存在していることです。人間は社会的な生き物ですから、他人との関係性で自己の存在を定義します。参加者同士が交流しながら互いに助けあったり議論したりする場が存在することで、全体が一つの共同体であることを認識できるようになります。

そのコミュケーションの場を通して、問題があったらアイディアを出し合って解決したり、1人ではできないことを共同で実現したりできるようになります。この要素が、システム全体がまとまる接着剤としての機能を発揮します。

例えば、古代ローマのフォルムや古代ギリシアアゴラなど都市の公共広場は政治や宗教的にも非常に重要な役割を担っていたことは有名ですし、WEBサービスやアプリなどを作る上でもユーザ同士が交流できる仕組みは既にお馴染みの機能になりました。会社運営や学校教育においても、参加者がコミュニケーションを絶やさないように交流会や行事が運営に組み込まれていることが多いです。

【扁桃体記憶忘却メソッド】フラッシュバックイメージを、別のイメージで置換して消す

 

嫌な記憶、忘れたいのにふとした時に思い出してしまうイメージを消すには、どうしたらいいだろうか?

ただ嫌な記憶を振り払おうとすると逆効果で、どんどんそのことを考えるようになってしまい、しまいにはどんな事にもその記憶を結びつけてしまうようになる。

嫌な記憶を消したいのであれば、別のイメージで置き換えることが有効だ。

たとえばどうしても嫌いな人の顔を思い出してしまうという場合、まず思い出した時に、できるだけ早く何か別の「単語」を思い浮かべるといい。単語は毎回同じものと決めて、嫌な人の顔を思い出した時には毎回その単語を思い出すようにする。嫌な人の顔→単語の切り替えが速くなるほど、だんだんと嫌なイメージが頭を悩ますことは無くなる。最終的には、嫌な人の顔が浮かびそう、と感じた時にはもう単語を思い浮かべられるようになる。つまり、嫌なイメージをほぼスキップして代替イメージに結びつけられるのである。

単語は何でもいいのだが、ぼくは「扁桃体」を代替イメージとして用いている。


扁桃体」を代替イメージにする理由としては、

扁桃体は脳の中の記憶に関する部位であること
イメージ置換と関係があるので、単語としてすぐに出しやすい。単語の印象が弱すぎると「代わりに思い浮かべる単語、なんだっけ?」となり、すぐに嫌なイメージから切り替えられない。

②ふだん目耳にすることがないこと
扁桃体と聞いて、ふつうは形があまりイメージできないので、イメージを置換していった時に元のイメージと結びつきにくい。
たとえば、嫌な人の顔を忘れたい時、代替イメージを「サル」にすると、サルを見たり聞いたりした時に、逆に嫌な人の顔を思い出してしまうということが起きる。
代替イメージを「扁桃体」にすることで、記憶のトリガーが引かれにくくなり、頭の中に残らないのである。

 

この扁桃体メソッドは自分が愛用している方法で、じっさいに頭に染みついた嫌なイメージを忘れることができている。むしろ完全に忘れてしまっているので、いままで何を扁桃体と置き換えて忘れてきたのかを思い出せず、例として「嫌な人の顔」を挙げたがこれは自分自身の例ではない。


※これは僕が嫌な記憶を消すために自ずと開発した方法であり、サンプルは自分だけで再現性があるかは定かではなく、副作用も分からないため、あくまで参考程度としてください。また、この方法を試したことで起きる全てのことに責任は負いません。試す場合は各々の責任でおこなってください。

定年後に趣味が必要な理由

アメリカの調査では、人は目的がないと死ぬらしい。

逆に目的を持った人は、いつまでもバイタリティにあふれる。

定年後に趣味がない、というのは、仕事に時間を割きすぎた末路である。そういう人はすぐに認知症になって死ぬ。

自分の生存をかけた対策というくらいの本気度でもって、仕事以外の時間を十分に死守し、趣味や生きがいを作っていかなければならない。

 

「79歳で起業、今が青春時代。山根明さんが「シニア向けスマホ講座」に人生をかけてチャレンジする理由」
http://soar-world.com/2016/02/22/akirayamane

週休二日制は創造性を殺す悪習

意識や記憶、感覚は風化する。絶えず崩れないようメンテナンスをすることで、少しずつ大きく、あるいは洗練させていくことができる。

そのため、何かを作り上げようと思ったときは、毎日取り組まないといけない。断続的に、たとえば週末だけ取り組むといったことをしていると、いつまで経っても大成しない。少しずつでもいいから毎日やることが重要なのだ。

週休2日9:00-18:00労働プラス残業というのは、この上なく人間のクリエイティビティを殺す制度に他ならない。

週休2日というのはナンセンスで、2日丸々空くことで、仕事への意識が途切れる。当然仕事に関する知識や考えていたこと、感覚などは離散していく。非常に非効率的だ。

残業をすると、人生は腐っていく。残業なんてしていたら、それ以外のことに対する意識が断続的になりすぎて、クリエイティビティが生まれない。始めようと思い立ったものも、平日には考える暇がなく、流れが作れない。そのうち、天井の低い箱に入れられたダニ、あるいは切れない鎖につながれ続けたゾウよろしく、能力が圧殺される。学生時代に楽しんでやっていた活動も、意識を割けなすぎて感覚を失い、忘れていく。結果、休日は脈絡のないその場かぎりの刹那的な娯楽で無為に時間を過ごすことになる。まさに飼い殺しだ。

しかしそんな社会はいずれ終わるだろう。成果報酬型の働きかた、リモートワークなどが一般的になり、好きな時に好きな場所で好きなだけ働く。いいアイデアが思いついたらその場で存分にアウトプットできるし、行き詰まって少し考えを寝かせる必要があれば、切り替えて体を動かしたり、副業をしたり、趣味に時間を費やしたりすればいい。休日平日関係なくベストなタイミングでベストなアウトプットをすればいい。

型に押し込まれがんじがらめの中で苦し紛れにひねり出すアウトプットと、のびのびクリエイティビティを発揮してほかの活動とのシナジーもある中で冷静に様々な視点で生み出されるアウトプットとではもはや質の次元が違うだろう。

思考停止の産物にして非効率なルールは無くなり、無駄な労力が垂れ流されることはなくなり、人々の心に余裕が生まれ、自殺も精神疾患も無くなり、雇用形態の差も無くなり、学力社会も終わり、人々は自由に好きなことにエネルギーを使い、社会に、世界に、本当の価値が産出されて来るだろう。


週休2日、8時間労働は時代遅れ」
http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1707/13/news008.html