最適化問題
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170626/k10011031041000.html
量子コンピュータは日本の研究が元になって開発されたとのこと。
量子コンピュータは量子アニーリングという方法で従来のコンピュータの1億倍の速さで計算ができるため、組み合わせ最適化問題を解くのに利用できる。最適解を見つけるのに、スパコンでも時間がかかりすぎて実用的でなかったが、量子コンピュータで最適解をすぐに見つけられるのでAIの性能がより良くなるということだ。
ちなみに今のAIは、ニューラルネットワーク・機械学習・ディープラーニングによって情報をインプットして組み合わせ最適化問題を解いている。
また人間の脳はヒューリスティックスという方法で「最適ではないが そこそこ良い近似解」を瞬時に見つけることができる。
リモートワーク
https://m.newspicks.com/news/2305356/
リモート勤務が流行っている。
いままでもできないことはなかったんだろうけど、ようやく世の中が在宅勤務とかの流れになってきて、会社の制度を整えて本格的にテレワークが導入されるようになってきたということだね。
いまは採用ブランディングの一環みたいな面もあるけど、今後日本は特に人材の取り合いの時代にもなるだろうから、リモートワークにも対応できないような企業は競争に不利になっていくね。
マッチング
いろんな切り口でのマッチングが進んでいる。マッチングは結構誰でも思いつくし参入しやすいので、ブランド化する必要があると思う。
このハイエンド向けの婚活マッチングサービスも最近できたみたいで、プレスリリースに出てた。
AI×HR
このところHR(ヒューマンリソース、人事、人材)業界が熱い。
さまざまなサービスが出てきて、最適な人材配置だとか、より会社に適合した人の採用だとかができるようにだんだんとなってきている。
で、エンジニアはスキルを定量しやすいため、もはやAIが最適な企業を紹介してくれるようになったらしい。
http://jp.techcrunch.com/2017/05/25/scouty-release/
いままでのように、ただ求人掲載をするだけのスタイルは、だんだんと廃れていくだろうな。たとえ大きな媒体でも。
ソーシャルカレンシー
直訳で
社会的 貨幣
つまり社会的に価値のあるもの。まあ、かんたんに言うと「ブランド」のような概念かな。
マーケティングでは、商品なり自社を、いかにソーシャルカレンシーとさせることができるかが重要だ。
その物を持っていることがかっこいい、そのお店を知っていることがかっこいい、そのコミュニティに所属していることがかっこいい、と思わせられるようにブランディング設計しマネジメントしていくことで、ソーシャルカレンシーとしての価値ができあがってくる。
お店をやるにしても、抽象的な部分で特定のゲシュタルトを持っているお店と、ただなんとなくやっているお店とでは全然違ってくる。受け継がれる理念、精神、魂があれば、物質的な店舗は関係なく、店舗が古くなろうが建て替えようが、二号店ができようが、ソーシャルカレンシーは失われない。
インナーブランディング
インナーブランディングとは、組織内での意識統一のようなもの。
ブランディングは、特定のイメージにフォーカスすることが重要であり、統一感がなければそのイメージのゲシュタルトはできあがらない。
ゲシュタルトが曖昧だと、組織を意識しにくく、組織への帰属意識は薄まる。結果、モチベーションの低下などに繋がり、組織はより脆弱になる。
インナーブランディングができていれば、統一されたイメージ・ゲシュタルト・組織を意識することが可能となり、組織に帰属意識を持てる。さすれば組織に誇りを持つことができ、組織に貢献しようというモチベーションも上がり、組織はより価値を増していく。
よって、意思統一をし、共通認識を持たせることが、組織がスケールする上で重要なのだ。その組織のイメージが強固になれば、組織の外にも影響を及ぼしはじめる。それが結果として、一般的なブランディングとなるのだ。
はじめにビジョンありき
思いついたことをやりはじめると、何もできあがらない、というようなことをピカソが言ったのだとか(記憶違いかも知れないけど。)。
頭に思い描いてから手を動かさないと収集がつかなくなるということ。
絵もデザインも同じ。あれこれ付け足していっているうちに、本来のコンセプトとかがめちゃくちゃになってくる。インスピレーションがあってはじめて、形にすることができる。とりあえず手を動かすというのは、泥沼に入っていくようなものだ。
起業なんかもそうだな。はじめにビジョンが無いと、行き当たりばったり、目の前のことに翻弄されて、本来の思いなり志なりが忘れられてしまう。