理想主義随筆

日々の随筆、散文

自己認識力

自己認識力の高い人が多い企業ほど、業績がいい。

つまり、自己認識力が高い人ほど、仕事ができる。

自己認識力を高めるには「他者からのフィードバックを受けること」と「受けたフィードバックを受け入れること」が必要である。

そのためには、普段から人とどれだけ本音でコミュニケーションを取れているかが重要である。

お世辞しか言い合えない関係では、相手から正確なフィードバックを得られないため、自己認識の歪みにつながってしまう。

言うまでもないが、人とのコミュニケーションの絶対量が少ない場合もフィードバックを得られず自己認識力は低いままとなる。

ネガティブなフィードバックもポジティブなフィードバックも正確に伝えてくれる関係性を、周りと築いていかなければいけない。

まずは「正直な感想でいいのだけれど、わたしの〇〇について実際どう思う?」という問いかけを自らすることで、正確なフィードバックを能動的に引き出す努力からはじめられたいところだ。

本音で相談をし合えるようになれば、聞かなくてもフィードバックをくれるようにもなる。

ほかにフィードバックを得る方法としては、心理テスト、自己分析、適性テストなど一人で行えるフィードバック装置を利用したり、あるいは能動的にフィードバックをし合うようなミートアップに参加したり、コーチングなどを受けてコーチから評価をもらうことなどがある。

自己欺瞞、現実逃避、思考停止などで自分の認知が歪んでいるかもしれない、と気付いた場合は、それらの自己認知を促す仕組みを利用するのもいいだろう。

しかしやはり最終的には「本音で話し合える人間関係」というオートフィードバックシステムの構築を目指したいところだ。