理想主義随筆

日々の随筆、散文

定年後に趣味が必要な理由

アメリカの調査では、人は目的がないと死ぬらしい。

逆に目的を持った人は、いつまでもバイタリティにあふれる。

定年後に趣味がない、というのは、仕事に時間を割きすぎた末路である。そういう人はすぐに認知症になって死ぬ。

自分の生存をかけた対策というくらいの本気度でもって、仕事以外の時間を十分に死守し、趣味や生きがいを作っていかなければならない。

 

「79歳で起業、今が青春時代。山根明さんが「シニア向けスマホ講座」に人生をかけてチャレンジする理由」
http://soar-world.com/2016/02/22/akirayamane

週休二日制は創造性を殺す悪習

意識や記憶、感覚は風化する。絶えず崩れないようメンテナンスをすることで、少しずつ大きく、あるいは洗練させていくことができる。

そのため、何かを作り上げようと思ったときは、毎日取り組まないといけない。断続的に、たとえば週末だけ取り組むといったことをしていると、いつまで経っても大成しない。少しずつでもいいから毎日やることが重要なのだ。

週休2日9:00-18:00労働プラス残業というのは、この上なく人間のクリエイティビティを殺す制度に他ならない。

週休2日というのはナンセンスで、2日丸々空くことで、仕事への意識が途切れる。当然仕事に関する知識や考えていたこと、感覚などは離散していく。非常に非効率的だ。

残業をすると、人生は腐っていく。残業なんてしていたら、それ以外のことに対する意識が断続的になりすぎて、クリエイティビティが生まれない。始めようと思い立ったものも、平日には考える暇がなく、流れが作れない。そのうち、天井の低い箱に入れられたダニ、あるいは切れない鎖につながれ続けたゾウよろしく、能力が圧殺される。学生時代に楽しんでやっていた活動も、意識を割けなすぎて感覚を失い、忘れていく。結果、休日は脈絡のないその場かぎりの刹那的な娯楽で無為に時間を過ごすことになる。まさに飼い殺しだ。

しかしそんな社会はいずれ終わるだろう。成果報酬型の働きかた、リモートワークなどが一般的になり、好きな時に好きな場所で好きなだけ働く。いいアイデアが思いついたらその場で存分にアウトプットできるし、行き詰まって少し考えを寝かせる必要があれば、切り替えて体を動かしたり、副業をしたり、趣味に時間を費やしたりすればいい。休日平日関係なくベストなタイミングでベストなアウトプットをすればいい。

型に押し込まれがんじがらめの中で苦し紛れにひねり出すアウトプットと、のびのびクリエイティビティを発揮してほかの活動とのシナジーもある中で冷静に様々な視点で生み出されるアウトプットとではもはや質の次元が違うだろう。

思考停止の産物にして非効率なルールは無くなり、無駄な労力が垂れ流されることはなくなり、人々の心に余裕が生まれ、自殺も精神疾患も無くなり、雇用形態の差も無くなり、学力社会も終わり、人々は自由に好きなことにエネルギーを使い、社会に、世界に、本当の価値が産出されて来るだろう。


週休2日、8時間労働は時代遅れ」
http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1707/13/news008.html

 

労働形態の最適化_固定費の変動費化

小学生の時

「このページ終わった人から休み時間にしていいよ。終わらなかったら宿題ね」

とよく言う先生がいた。

「1分でも早く終わらせて、校庭でボール遊びがしたい!」と願っていたぼくにとって、強烈なモチベーションになっていた。

また周りに負けまいと必死になり、自分より速く終わる人がいれば小便がちびりそうなほど焦りながら問題を解いていた。

しかし今は、早く片付ければやりたいことができる時間が長くなるという単純なことを、忘れかけている。

なぜなら、

仕事はやってもやっても無くならない。

早く終わったら、その分だけ余計に仕事が増える。

9:00-18:00は出社しないといけない。

そんなできの悪い制度に縛られているからである。

 しかしこれから世の中はオンデマンドエコノミーが進み、成果報酬型の働き方が増えていき、人々は好きな時に好きなだけ、本当に価値を作りながら仕事をするようになる。企業も成果報酬型で仕事を任せれば固定費が無くなり、余計なマネジメントも必要なくなり、その分、社会からエネルギーの浪費が無くなり総体として豊かになって行くだろう。

そして固定費を変動費化できない企業はすべからく死に絶える。

 

 

「時差ビズ始動、効果は? 満員電車解消へ企業も参加、東京」

https://m.newspicks.com/news/2361293/

 

https://s.pook.life/lp/
オンデマンドサービス、シェアリングエコノミーが熱い。

困難は分割せよ

タスクを眺めてやる気が起きないなら、それぞれのタスクをより細かくして具体的にする。

そうすれば何をすべきかよりイメージしやすくなり、ネクストステップに取りかかれる。

やるやる言ってやらないタスクについて、見直してみるといい。

人はイメージできないとやる気が起きないが、逆にイメージができると閾値を超えることができ「これは行けるぞ」と期待や射幸心に似た意識が強まり、行動するだけのモチベーションが生まれる。

会話欲

「話せる相手」「話せる場」も、食べ物と同じように必要だ。話せる相手や、話せる環境を求めて人は行動をすることがある。

 

話せる場は貴重だ。

 

男性と女性では溜まるストレスの量が違い、それは単純に、人に話してストレスを発散しているか、話さずにストレスを溜めているかの違いだと言う。

 

だから、会話のある家庭環境は人生において非常に有利であり、とくに親の立場にある人間は、頻繁に会話がなされる風土を作る努力が求められる。

 

話せる友だちも重要で、そのために飲み会、女子会などは開かれ、人は予定に都合をつけて駆けつける。

 

話せるパートナーも家族と同様に重要だ。じぶんの状況を把握してくれていて、今日あった出来事を話しただけで、それが自分にとってどういう意味のある出来事だったかをすぐに理解して共感してくれる。もっとも、ふだんから対話をする努力を積み重ねていればの話だが。

創造するには


何かを創ろうとするとき、必要なのは、流れを作ることだ。その流れの中で、自然と何かしらの形ができあがってくるのである。

これは、この世界の法則でもある。エネルギーの流れの中では、自己組織化によって「散逸構造」という構造体(なんらかの形)が生じる。

散逸構造は、岩石のようにそれ自体で安定した自らの構造を保っているような構造とは異なり、例えば潮という運動エネルギーが流れ込むことによって生じる内海の渦潮のように、一定の入力のあるときにだけその構造が維持され続けるようなものを指す。」-Wikipedia_散逸構造

生命体も、大きなエネルギーの流れの中で分子が自己組織化し生じた構造体の一つだ。

「生命現象は定常開放系としてシステムが理解可能であり、注目されている。」-Wikipedia_散逸構造

そして、「渦」という構造体、「生命体」という構造体と同じように、

「意識」「思考」などの抽象的なもの(概念、ゲシュタルト)も自己組織化した構造体と呼べるのではないかと考えられる。

たとえば特定の情報のインプットとアウトプットの流れを作れば、頭の中に特定の「知識体系」ができあがる。

ブログに特定の情報を流し続ければ、特定の指向性をもった「メディア」という構造体になる。

世間に特定のメッセージを投げかけたりイメージを与え続ければ「ブランド」という構造体ができあがる。

特定の人と定期的に会うようにしていれば、「友情」という構造体ができあがる。

そして、流れが止まると構造体は死ぬ。潮の流れが止まれば渦は消滅するし、太陽光が止まれば地球は死ぬだろう。人は食べなければ死ぬし、部屋に引きこもれば“コミュ力”は失われるし、何も刺激がない空間に拘束されると発狂して精神が死ぬ。

有機的に価値のある何かを創造したいなら、一定以上の速度(頻度)でエネルギーを注ぎ続け、とにかく流れを作ることだ。